当院では、年代を問わずQOV(quality of vision)を向上させるべく、質の高い屈折矯正手術に力を入れております。
45~50歳までの方にはICL/IPCL(眼内コンタクトレンズ)手術、それ以上の方には白内障(眼内レンズ)手術を通して、皆様一人一人に最適な治療法の相談に乗っています。
院長自身、20年前にLASIKを受け、以来裸眼で過ごしてきました。この経験が手術を提供する原動力ですが、一方で材料費高騰により現在のICL手術は高額にならざるを得ず、残念に思っています。
当院のICL/IPCLですが、価格面で最大限に努力することはもちろん、将来の老眼と白内障も見据えた保証を行っています。
奈良県や近隣にお住まいの方で、裸眼での生活に興味のある方は是非一度、当院までご相談ください。
屈折矯正手術について
院長の考えをまとめています
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ICL手術は、国内で安全かつ安心に普及していくための取り組みとしてライセンス制が導入されています。
現在日本国内で唯一厚生労働省から認可を受けている(2010年2月)レンズ製造元の「STAAR Surgical」社より付与されるライセンス「ICL認定医」を保有している院長が執刀いたします。
白内障手術等、多数の手術執刀実績があります。安心して手術をお任せいただけます。
平成14年 灘高等学校 卒業
平成21年 京都大学医学部 卒業 / 田附興風会医学研究所北野病院
平成22年 京都大学医学部付属病院
平成25年 京都大学大学院 医学研究科 眼科学
平成29年 公立豊岡病院日高医療センター 眼科 医長
令和3年 枚方公済病院 眼科 診療科長
令和6年 橿原よしかわ眼科 開院
ICLは、角膜を削らずに眼の内部に柔らかい小さな眼内レンズを移植(インプラント)し、近視・乱視などを矯正し裸眼視力を回復させる新しい手術方法です。レンズは水晶体と虹彩との間に固定します。水晶体を取り除かずにレンズを設置するという手法のうち、20年以上の歴史があり、世界的にも普及しています。
術後裸眼視力 | 0.8以上 | 1.0以上 | 1.2以上 |
---|---|---|---|
1週間後 | 100.0% | 97.2% | 83.5% |
1か月後 | 100.0% | 99.1% | 90.7% |
3か月後 | 100.0% | 100.0% | 91.7% |
手術件数 | 白内障 | 多焦点 レンズ |
ICL | IPCL | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2024年 (2月~) |
270眼 | 18眼 | 58眼 | 8眼 | 354眼 |
2025年 (1~6月) |
197眼 | 22眼 | 50眼 | 12眼 | 281眼 |
※開院後に当院にて手術を実施した患者様の件数です。
使用レンズ 度数 |
-3D 未満 |
-6D 未満 |
-6D 以上 |
平均度数 |
---|---|---|---|---|
2024年~ 全期間 |
2眼 | 28眼 | 98眼 | -8.02D |
※当院でのICL/IPCL手術に使用した眼内コンタクトレンズ度数の集計です。
※ICL/IPCL手術は、近視の強い方ほどメリットが大きくなります。
※LASIK術後の再手術例を含みます。
光は角膜や水晶体を通って、その先の網膜まで届きます。その際、角膜や水晶体はカメラのレンズのような働きで、ピント調整をしています。この機能が不十分で網膜にピントが合わない状態が近視です。
ICL/IPCL手術では、角膜と水晶体の間に特殊なレンズを差し込むことで、近視を矯正して網膜にピントを合わせます。
角膜を削らない視力回復眼内コンタクトレンズ(ICL)治療 from EVO ICL on Vimeo.
レーシックなどの角膜中央部にレーザーを照射する近視矯正手術では、矯正できる近視の度数に限界があり、度数の強い方や角膜の厚みが薄い方は戻りが起きやすかったり、手術そのものが行えない場合があります。
ICL/IPCLは、レーシック手術が不可能だった強度近視の方や角膜の厚みが薄い方にも手術が可能です。
万一の場合も、レンズを取り出して元の状態に戻すことができますので、術後の見え方や合併症に不安を持つ方にも安心です。
レーシック手術は角膜を削るため、高次収差が増加します。そのため、コントラストの感度が低下し、暗所で見えにくくなることがあります。また暗い場所で光がにじんで見えたりします(ハロー・グレア)。
角膜を削らないICL /IPCLでは、このような視覚障害が少なく、質の高い見え方を実現することが可能です。
コンタクトレンズを使用している場合、毎日の洗浄や交換などお手入れが必要ですが、ICL/IPCL手術では眼内にレンズを挿入する為、お手入れの必要はありません。生体適合性が高く、長期使用の安全性も報告されております。
レーシックでは角膜の知覚神経が広範囲に切断されるため、ドライアイが生じやすくなります。ICL/IPCL手術での角膜切開は約3mmと小さいため、このリスクがほとんどありません。
ICL/IPCL手術は日帰り手術で治療が可能です。手術創が小さいため、縫合の必要がなく、翌日から治療効果を実感していただけます。
原則21歳〜45歳
-3.0D〜-18.0Dの近視(0.5D単位)
(-6.0Dより軽い中等度近視、および-15.0Dを超える強度近視は慎重適応)
目薬にて麻酔を行います。多少しみることがありますが、 痛みはありません。
強膜と角膜の境目を約3mm切開します。
切開した場所から、折り丸めたICLを挿入します。
レンズ位置を調整し、虹彩と水晶体の間で固定します。
点眼で瞳孔を縮めて終了です。切開した角膜は自然に治癒しますので縫合は必要ありません。個人差はありますが両眼で30分程度で終了します。
手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後です。目の状態によって判断いたします。
まずはこちらからご予約ください。ICL相談〜手術適応まで検査いたします。
診察で目に問題がなければ、術前検査(予約制)をご案内いたします。
特殊な散瞳剤を用いて検査および診察を行い、眼内レンズの度数・サイズを調べます。
コンタクトレンズを装用されている方は、正確な検査を行うため、以下の期間はレンズ装用を中止していただきます。
瞳孔を開きますので、検査後はまぶしく感じます。検査当日を含めて2~3日間は車の運転を控えてください。
手術のご意向が確認できましたら、患者様の眼の状態に沿ってレンズを決定・発注いたします。
発注後には手術代金の返金ができませんので、ご不明点がありましたら何でもご相談ください。
レンズが到着次第、お電話にて手術日の日程を最終調整いたします。
事前に指定された時間に来院していただきます。術前点眼・手術中の注意点・手術・術後安静を合わせて院内滞在時間は2時間半程度です。術後の注意事項などについてもご説明いたします。
当日は保護眼鏡にてご帰宅いただきます。自宅にて点眼を開始し、翌日の診察までは極力安静にしてください。
翌日は診察日です(日祝も対応可)。約三日間の生活制限、一ヶ月間の術後点眼、半年間の定期検診をお願いします。
術後検査は、手術翌日・1週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後の予定です。眼の状態によって判断いたします。
暗いところで明るいライトなどを見たときに光の周りににじんだ輪が見える現象をハロー(光輪症)といい、ギラギラと光って眩しい症状をグレアといいます。また、明るいところでは視界の真ん中付近に薄い輪状の模様が見えます(ICL中央の穴(ホール)に起因します)。症状の度合いや期間には個人差があり、治療数ヶ月で自然と気にならなくなることが一般的です。
一時的に眼圧が上昇することがあります。非常に稀ですが緑内障に移行することもあります。これはレンズに起因しているのか、元来の眼の質によるものか区別がつきません。眼内レンズが一つの要因と考えられる場合は眼内レンズの摘出を余儀なくされることがあります。
角膜の内側は角膜内皮細胞という一層の細胞に覆われています。これは年齢と共に自然に減少しますが、成人の場合通常3000個/㎟前後あります。この内皮細胞が手術操作によって5~10%減少すると言われています。
一人一人の眼のデータに基づいて挿入されるレンズの度が決定されます。しかしこれはあくまでもデータに基づいた予想値なので度が弱すぎたり、強すぎたりすることが稀にあります。その程度によっては、初回手術の結果から再計算を行い、レンズの交換を行います。また、乱視用レンズでは術後にレンズが回転して乱視矯正効果が得られなくなり、位置の修正が必要になることがあります。
使用したレンズが小さ過ぎた場合、レンズが水晶体に接触して白内障が発生することがあります。術前検査がしっかりと実施できれば稀な合併症にはなりますが、万一発生した場合は眼内レンズの交換を行います。
手術にかかる費用 (ICL/IPCL) |
保証 期間 |
|
---|---|---|
適応検査/ 術前検査 |
各5,000円 (税込 5,500円) |
永年 |
手術費用 (ICL/ IPCL) |
【両眼】 570,000円 (税込 627,000円) |
|
手術費用 (ICL/ IPCL) (乱視用) |
【両眼】 610,000円 (税込 671,000円) |
手術費用には、術後点眼、術後検診を含みます。片眼の場合は半額です。
眼内コンタクトレンズの種類(ICL/IPCL)についてはこちら
多焦点IOLによる近視+老視矯正も可能です(45歳以上)。詳しくはスタッフまでお尋ねください。
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