▶︎ <ICL/IPCL/白内障手術>屈折矯正手術について(まとめ)- 橿原よしかわ眼科

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▶︎ <ICL/IPCL/白内障手術>屈折矯正手術について(まとめ)

①屈折矯正手術って何?


目の中にレンズを入れたり、角膜の一部を削り取ったりすることで、メガネやコンタクトを付けているのと同じ状態を作り出す手術です。

②ICL/IPCLは本当にお勧めできますか?


45歳までの方で、
・近視が強い方(突然の災害時に裸眼で避難できない方)
・1dayコンタクトの方(手術の方が安い)
・裸眼への憧れが手術リスクへの不安を超える方(数千に1人は感染などリスクあります)

であれば、検討する価値は高いです。その際に必ず出てくるデメリットとして白内障、緑内障がありますが、これは旧式レンズでのデータですので、現在では比較にならないほど低率です。
一方、何か眼疾患を持っておられる方であれば、眼内のICLが治療の妨げとなる場合がありますので、手術には慎重になった方が良いでしょう。

③なぜ、近視の強さでICLとLASIKが分かれるのですか?


2010年頃まで国内で盛んだったLASIKは、参入障壁が低く(技術不要・資格不要)、美容系クリニック同士の過当競争から安全性が軽視されて国内では廃れました。しかし今でも、軽度近視の方限定で、一定の需要はあると考えます。
すなわち、角膜を削る量が自動で調整されるLASIKは、高い再現性で近視を治療できます。しかも安価です。しかし、近視度数に応じて角膜を削る量が増えるため、無理をすると視機能(コントラスト感度)の低下や再近視化が発生します。
概ねコンタクト度数で-2.50Dまでの軽度近視の方は、検討されても良いでしょう。
なおICLは、矯正度数が強くなっても眼内レンズの厚みがほぼ変わらないため、近視度数が強いほど有利な治療法となります。

④白内障手術はどうですか?


70歳未満の方は、
・元々目が悪かった方(近視/乱視)
・最近目が悪くなってきた方(遠視)
・視力改善への憧れが手術リスクへの不安を超える方
・合計1週間程度、仕事を休める方

に該当されれば、白内障手術を検討して良いと思います。手術前の視力が悪いほど、術後の満足度は高いです。注意点としては、
・多焦点の場合 費用が高額になること(乱視無しで約80万円)
・多焦点の場合 ハローグレアと言われる不快光視現象のリスクがあること(最悪、自費でレンズ交換となるケースがあります)
・単焦点の場合 術後も老眼鏡が必要な事
です。老眼の問題がありますので、多焦点であれば50歳以上、単焦点であれば60歳以上が、術後の満足度を下げない条件になるでしょう(近視度数や白内障の度合いにより個人差はあります)。
また70歳以上で高額療養費制度に該当すると、両眼2万円以内で手術を受けられるため、年齢がもう少しの方は待っても良いかもしれません。

一方、70歳以上の方は、あまり躊躇されず、視力を上げる必要がある方は手術を受けられるのが良いでしょう。これは、
・既に老眼が進み切っていること(術前から老眼のため、術後の老眼が気になりません)
・これ以上医療費は安くならないこと(むしろ高額療養費は切り上げ傾向です)
・白内障の進行に伴って手術リスクが上昇すること(若いほどスムーズに終わります)
・眼内レンズの耐久性が50年あること(100歳の健康寿命でも手術は一度きり)
などにより、待つことにメリットが無いからです。

⑤なぜ、45歳以下では白内障手術はできないの?


45歳以下の水晶体が優秀で、人工レンズではそこを超えることが難しいからです。できない訳ではないですが、まだまだ使える水晶体なのに勿体ないと言う感覚です。
勿論、若年で白内障になる方もおられますので、個々のケースは医師にご相談ください。

⑥白内障手術とICLの違いは?


白内障手術もICL手術も、眼内レンズを挿入する点は同じですが、患者さんのレンズ(水晶体)を取るのか取らないのか、という違いがあります。
水晶体を取る(白内障手術)場合、今後濁ってくる水晶体がありませんので、追加の手術は不要です。
水晶体を取らない(ICL)場合、残した水晶体は今後加齢により濁ってくるため、いずれ70~80歳頃までには必ず白内障手術が必要です。

⑦ICL手術をしても白内障になるのですか?結局視力は下がってしまうのですか?


はい、その通りです。ICL手術は「生まれつき目が良かった方」に作り替える手術です。
目が良い方も、当然加齢により水晶体は濁りますので、そうなれば白内障手術が必要になります。
眼内レンズと眼内コンタクトレンズ、目の中に人工レンズは2枚も不要ですので、そこでICLはお役御免です。ICLは白内障年齢まで裸眼で過ごすための手術と考えて下さい。

⑧結論


・角膜を削る
・人工レンズを追加で入れる
・自身のレンズと人工レンズを交換する
この3つのいずれかの方法で、あらゆる年代、近視度数の方も、視力改善(=屈折矯正)が可能です。
治療は各々に特徴がありますので、メリットデメリットを踏まえて是非検討してみて下さい。




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